1.はじめに
先日、とある勉強会で、生成AIと仕様書を組み合わせてコード生成するハンズオンを受講しました。
当日のハンズオンで引っかかった点の整理も含め、WindowsにおけるGemini CLI環境づくりをまとめてみました。
2.インストール
(1)PowerShellのアップデート(オプション)
最新版のバージョンを検索します。
PS C:\Users\hoge> winget search Microsoft.PowerShell 名前 ID バージョン ソース ------------------------------------------------------------------ PowerShell Microsoft.PowerShell 7.5.3.0 winget PowerShell Preview Microsoft.PowerShell.Preview 7.6.0.5 winget
インストールは、winget install Microsoft.PowerShellを実行します。
PS C:\Users\miyake> winget install Microsoft.PowerShell
このままでは、「ターミナル」から開いたときに、Windows内蔵のPowerShellが使われるままになるので、今インストールした最新のPowerShellを開くよう紐付け直します。
インストール後、スタートメニューから「PowerShell 7」を検索。
右クリックメニューから「ファイルの場所を開く」をクリック

エクスプローラーが開くので、ショートカットを右クリックして、一度「プロパティ」をクリック

リンク先のテキストの内容を全てコピーします。

次に、デスクトップを右クリック「ターミナルで開く」をクリック
ターミナルの「設定」を開く

「Windows PowerShell」タブの「コマンドライン」の所を、先ほどコピーしたパスを貼り付け。
(おそらく"C:\Program Files\PowerShell\7\pwsh.exe" -WorkingDirectory ~になる)

右下の「保存」ボタンを押して、確定します。
改めて、ターミナルを開くと、PowerShellのバージョンが7系になっていることが分かります。

(2)npmとGemini CLIのインストール
PS C:\Users\hoge> winget search OpenJS.NodeJS.LTS
名前 ID バージョン ソース
--------------------------------------------------
Node.js (LTS) OpenJS.NodeJS.LTS 22.20.0 winget
winget install OpenJS.NodeJS.LTS --silentを実行します。
PS C:\Users\hoge> winget install OpenJS.NodeJS.LTS --silent 見つかりました Node.js (LTS) [OpenJS.NodeJS.LTS] バージョン 22.20.0 このアプリケーションは所有者からライセンス供与されます。 Microsoft はサードパーティのパッケージに対して責任を負わず、ライセンスも付与しません。 ダウンロード中 https://nodejs.org/dist/v22.20.0/node-v22.20.0-x64.msi ██████████████████████████████ 30.0 MB / 30.0 MB インストーラーハッシュが正常に検証されました パッケージのインストールを開始しています... インストーラーは管理者として実行するように要求します。プロンプトが表示されます。 インストールが完了しました
このターミナルで、そのまま続けると、npmコマンドが検索できないので、ターミナルを開き直します。
npmのバージョンを確認します。
PS C:\Users\hoge> npm -v 10.9.3
Gemini CLIをインストールします。(少々時間が掛かります)
PS C:\Users\hoge> npm install -g @google/gemini-cli added 577 packages in 2m 149 packages are looking for funding run `npm fund` for details npm notice npm notice New major version of npm available! 10.9.3 -> 11.6.2 npm notice Changelog: https://github.com/npm/cli/releases/tag/v11.6.2 npm notice To update run: npm install -g npm@11.6.2 npm notice
PS C:\Users\hoge> gemini --version
0.8.2
PS C:\Users\hoge> gemini
Googleアカウントにログインを選択します。

ブラウザが開いて、ログインの確認が行われます。

正常にログインできると、ターミナルの表示が変わります。

[Ctrl-C]を2回操作すると、終了してターミナルに戻ります。

(3)Gemini Code AssistとVSCodeの準備
Gemini Code Assist拡張機能をインストールします。

サインインします。


これで試用できるようになりました。
Gemini Code Assistが利用できない例
下記の表示になった場合は、利用できません。

主な非対象となるアカウントの種類
「Gemini Code Assist for individuals」(無料版)は、個人の開発者、学生、趣味で開発をする人などを対象としており、以下の種類のアカウントでは利用できない可能性が高いです。
- Google Workspace アカウント: 企業や学校などが管理するアカウント(通常、Gmail以外のドメイン名を使用しているアカウント)。
- Cloud Identity に関連付けられた Google アカウント: Google Cloud のID管理システムを使用しているアカウント。
- 未成年者のアカウント: お住まいの地域の同意年齢(age of consent)に満たない方のGoogleアカウント。
3.まとめ
WindowsにおけるGemini CLI環境づくりをまとめました。 進化も早いと思いますので、今後も都度、更新をしていきます。