はじめに
この記事は、Qiitaで実施されている「FA技術カレンダー Advent Calendar 2019」の関連記事です。
PLCでは、入力側(三菱製FXシリーズだと”X”)側に、「S/S」という端子があります。
これは、シンク入力/ソース入力の切替に使われており、いわゆるセンサのNPN出力(日本)/PNP出力(欧州)に対し、この端子を+24V側/GND側に繋ぐだけで対応出来るようになっています。
シンク・ソースが良く解らない方は、こちらを参考願います。
シンク、ソースって何??|おしえて!照代さん |オリエンタルモーター株式会社
この回路を、自前で作ったマイコン入力にも使おうと思ったとき、案外作例が見つからなかったので、ここで一例として紹介します。
回路の考え方
こちらの例は、4ch分に対応する入力回路です。
ポイント
- AC入力対応のフォトインタラプタを使用します
- FA機器側の電圧を分圧(4.7kΩの集合抵抗RN1と単体抵抗R1~4)して、フォトダイオードに印加するようにします
- シンク/ソース切替は、回路図上の「+24V_GND」の端子への、給電の仕方を、J1のジャンパーの仕方で変えます
- 1-2, 3-4を短絡の時:シンクモード
- 5-6, 7-8を短絡の時:ソースモード
AC入力対応のフォトカプラの入手性が、あまり良くないので注意が必要ですが、カンタンにシンク/ソース切替の入力回路を作る事ができました。
ご参考になれば幸いです。